初めまして!早稲田大学文化構想学部、高橋利枝ゼミ生のマユです。5つ目のゼミ生によるZ世代へのAIインタビュー記事を掲載します。
〜AIと共に作りたい世界〜
今回インタビューを行ったのは、学生と歌手の仕事を両立している大学3年生のななみさん(仮名)。ななみさんは、日常的にアレクサやSiri、SNSを利用しているため、AIがどれほど便利で賢いものであるのかを日々実感しており、AIをポジティブなものとして捉えているようです。
しかしながら、AIについて詳しく学んだことはなく、一般的な常識程度にしかAIを知らないといいます。そんな中、忙しい日々を送るななみさんが、どのようなAI、どのような社会を望んでいるのか、今回のインタビューから明らかになりました。
「AIは時間をくれる」
ななみさんは、バイト先での事務や清掃業務に対して、より効率的に行えるのではないかと常に考えているようで、「AIがそのような単純作業を担うようになったら、人件費削減や仕事が正確になるのでは?」と話していました。他にも、料理や洗濯といった基本的な家事においても、AIロボットなどが代替するようになったら嬉しいと話していました。毎日忙しい彼女だからこそ、日常の小さな無駄を省き、他のことに時間を割きたいと考えているのでしょう。
皆さんは、日常の中で「これをAIやロボットに代わって欲しいな」と感じる場面はありますか?
「AIは人間のために存在する」
ななみさんは、“AIが人間の仕事を奪ってしまう”という印象付けに疑念を抱いているようで、「人間が人間のために作ったものなのだから、ネガティブな印象はない」と話します。
また、『「人にとって幸せなAIロボット社会とは」◯◯である。◯◯に入る言葉は?』という質問に対し、「共存」と答えてくれました。「人と人でなくても、互いが尊重しあえる関係性が重要」と話していました。
しかし、一概に人とAIロボットの共存を望んでいるわけではなく、人がしっかりと自己判断を行い、メリット・デメリットを理解した上でAIロボットとの共に生きていく必要があると考えています。
「AIロボットと築きたい未来」
ななみさんに、欲しいAIロボットの絵を描いてもらったところ、人に癒しの時間を与えるようなロボットや、掃除をしてくれるロボットなどを書いてくれました。その中でも、環境問題に着目し、ゴミを自動的に分別してくれるゴミ箱は、今後の社会のためにも非常に画期的なアイデアではないでしょうか。
ななみさんは、将来的に家庭と仕事の両立を望んでいます。今後は、今よりももっと多くの人が家庭と仕事の両立を望む社会になっていくと考えられています。そのような中で、AIロボットの存在は私たちの生活に大きく関わってくると言えるでしょう。ななみさんは、「AIロボットと人が、楽しく笑顔で過ごせるような社会になっていて欲しい」と話しました。
今後も発達し続けるであろうAIは、より私たちの生活に深く関わり、私たちの生活を豊かにしてくれるでしょう。その一方で、AIに対する知識や認知の低さが思わぬ被害に繋がらないよう、私たちはAIの知識を幅広く得る必要があるのではないでしょうか。