ペット以上、恋人未満。~若者が求めるAIロボットとは~
はじめに
「アレクサ、明日は7時半に起こして!」そう言って一日を終えると話す今回のインフォーマントは、都内私立大学に通う大学3年生のサクラさん(仮名)です。サクラさんは自宅にAI家電を複数保持しており、特にアレクサと日々コミュニケーションをとることが多いといいます。しかし、その反応の性能について聞いたところ「え~でも、ちょっと反応悪い笑ちょっとおバカだから~うんなんか、アラームかけるとかテレビも消せるけど、それ以外の複雑な問題には応えられない笑」と少しアレクサの応答性に期待していない部分もあると話してくれました。しかし、取材をしていて感じた印象として、ある種アレクサのことをペットのような表現をしており、もしかするとサクラさんとアレクサの関係性は将来の私たちとAIロボット共存における未来像なのかもしれないとも感じさせてくれるインタビューでした。そんなサクラさんが考えるAIについての印象や未来社会像というのはどのようものなのでしょうか?

実際にサクラさんに描いてもらった2050年のイラストを紹介します。サクラさんはBack to the Future のような世界観を持っていると話してくれました。車が空を飛び、超高層ビル群が立ち並ぶような世界であり、人間の移動がより無駄のない社会になっていているのではないかと語っていたことが印象的です。また自分の生活に関わる部分における理想の社会像では、家事をしなくていい社会になっていて欲しいと話してくれ、実際に現在活用しているアレクサなどのAIが扱える家事の領域が広く、深くなっていって欲しいと語っていました。
AIについてどう思う?
皆さんはAIについてどのような印象を持っているでしょうか?「最近話題だけど実際どのようなことを指すのかわからない」「能力の観点で人間を超えてしまうことが怖い」など、悲観的な印象を持っている人も多いかと思います。同時に、暮らしを便利にしてくれる革命的なものとして、期待している人もいるのではないでしょうか?
今回サクラさんにインタビューにおいても悲観的な印象と期待している部分の両面を持っていることがわかりました。まず悲観的な印象においては、『AI崩壊』というメディア作品から「怖い」という印象があると回答してくれました。また期待している部分として、実際に自分がアレクサなどのAI家電を活用している部分から、もっと暮らしが自動化しより便利な生活が実現することに関して期待していると回答してくれました。

またサクラさんが欲しいAIロボットを尋ねたとこと、「イケメンロボットが欲しい」という回答をしてくれました。詳しい話を聞いたところ、近年マッチングアプリや恋愛ゲームが一般的になり、また結婚することが当たり前ではなくなっていることを踏まえ、恋愛対象がAIロボットになる未来もくるのではないかと話してくれました。現在はアレクサのようなAIロボットとペットのような関係性いるサクラさんですが、現状のAIロボットが更に進化をして恋人のような役割も果たしてくれたら、面白い世界になるのではないかと話していた姿がとても印象的です。
最後に
今回楽しそうにAIの未来について話してくれたサクラさんでしたが、自分の語る理想像は映画やテレビなどメディア作品に大きく影響を受けている可能性もあることも自覚しているとのことでした。それに伴って、学校教育などでAIについてもっと学べる場が増えてほしいという声もありました。恐らくこの記事を読んで下さった人も、そんな思いのもとこのwebサイトを訪れてくれたのではないでしょうか?ぜひ他のコンテンツも覗いてみて下さい!それでは次回の記事もお楽しみに!