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Interview Series: Gen Z Meets AI × America — Emma, 11

※Emma's robot drawing — a greeting robot with a screen and buttons

Emmaは11歳、アメリカ西部の小学校に通う5年生だ。友達とフットボールをすること、ライティングの勉強、演劇が好きだという。家にはスマートスピーカーが並び、父親は研究職という、テクノロジーに親しみやすい環境で育った彼女は、自分でも気づかないうちに、同年代の子どもたちよりずっと多くAIに触れてきた。

すでにAIと生きている

Emmaにとって、AIはすでに日常の一部だ。「家にスマートスピーカーがたくさんあるから、そういうのはよくわかってる。できることがいっぱいあって、ほんとにおもしろい」と彼女は言う。自動運転技術も実際に体験しており、その性能には自信を持っている。「もうだいたい完成してると思う。自動運転モードにすると、ちゃんとうまく動くから」。学校ではGoogleマップやコーディングツールを使い、さまざまなAIにも触れてきた。ただ、AIが何の略かと聞かれると、正直に首をかしげる。「聞いたことある気はするけど、実際には教えてもらったことないな。お父さんがよく話してるのを聞くんだけど」

空飛ぶ車と仮想通貨に満ちた未来

2050年の世界を想像してみてと言われると、Emmaは楽観的かつ豊かな想像力を発揮する。「AIはもっともっと大きな役割を担うと思う。30年後にはすごく進歩してるよ——もう空飛ぶ車を作り始めてるんでしょ」。仮想通貨が広く普及し(「お父さんがよく言ってるやつ」)、自動運転車が当たり前になる一方、空飛ぶ車はパイロットライセンスを持つお金持ちだけのものになると見ている。2050年への彼女自身の夢は、ほほえましいほど地に足がついている——女優になること、そしてお母さんがかつてやっていたように、アイスクリームトラックを経営すること。

ロボットがいていい場所・いてはいけない場所

AIをどこに使うべきか、使うべきでないか——Emmaはそこに明確で考え抜かれた意見を持っている。レストランでのロボット配膳(「iPadで注文したらロボットが運んでくれる——日本にもありそう」)、テストの採点(「正解を教えておけばチェックしてくれる——雪だるまみたいな形がいいな」)、博物館の見学ガイドには賛成だ。一方、教育への活用には強く反対する。「ロボットには感情がないから」。育児についても同じ考えだ。「何度テストしても、ちゃんと動かないことがあるかもしれない。それに子どもがロボットを怖がる可能性もある——犬が苦手な子がいるのと同じで」。高齢者へのサポートについては、少し柔軟な見方をする。「もし車椅子に乗っているお年寄りがいたら、ロボットをもう一つの体みたいに使えるかも。iPadでラジコンカーみたいに操作できたら」

信頼、外見、そして政治の話

EmmaのAIへの信頼は条件付きではあるが、比較的高い。「動かないし、傷つけてこない。ちゃんとテストされて、簡単な仕事ができるってわかってれば、たぶん信頼すると思う」。ただし、家のあちこちにロボットを置くことには乗り気でない。形についての意見ははっきりしている。「絶対に、巨大な人間みたいな形は嫌——それってただただ不気味だもん」。ロボットだとわかっていれば、形はそこまで重要ではないとも言う。彼女が本当に嫌なのは、だまされることだ。「人間みたいに見えて感じられるものが人間だって言われて、実は中身が機械だったら、本当に怖い」。AIが政治的な意思決定をすることについては、きっぱりと首を振る。「絶対ダメ。気候変動が悪いことだって、どうやって知るの?大統領はいろんなことを頭で考えなきゃいけないんだから。私はまだ選挙権ないけど、もし投票できてもロボットには絶対入れない」

学ぶことと仕事の未来

Emmaは今すぐAIについて深く学びたいとは思っていない。「自分の生活に実際に影響してきたら学びたいと思うけど、今はそんなに関係ないから」。仕事については現実的な見方をしている。「ロボットが仕事をするようになっても、きっと人はそのうち新しい仕事を見つけると思う」。自分でやりたいことについてもはっきりしている。「お皿洗いはロボットに任せる。宿題は自分でやらないと——それが学ぶってことだから。それに、女優になりたいけど、その仕事はロボットには奪えない」

※Emmaのロボットの絵——画面とボタンのある案内ロボット
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