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シリーズ!AI×Z世代 UK ver.#19

AIロボットとは友達のような関係でありたい

「2050年にはAIロボットが人間にとって友達のようにいつもそばにいて助けてくれる関係になってほしい」と述べるのは、ゲームが好きでIT関係にすごく興味がある中学生のSさん。将来の夢はゲーム会社に勤めるゲーム開発者になることです。そんな13歳の彼はとても視野が広く思慮深いため、AIと将来について積極的に意見を述べてくれました。

AIの普段の利用

彼は日常的にアレクサを使っているそうで、「キッチンに1台、リビングに1台、私の部屋に1台、両親の部屋にも1台あります。」と答えてくれています。天気を聞いたり、ニュースを見たり、アラームをかけるなど、様々な使い方をしているそうです。彼の生活はアレクサによってとても便利になっていますが、さらに進化したテクノロジーのある生活がしたいそうです。

欲しいAIロボット

こちらは、彼が欲しいと思うAIを絵に描いてくれたものです。

掃除をしてくれたり、欲しいものがあるときに買い物をしてくれるようなロボットがあれば動き回る必要がなくなるので欲しいとおっしゃっていました。

また、ロボットペットについては、「ロボットペットでも死んじゃったり電池が切れちゃったりしたら悲しくなるくらい感情を持てると思います。」と、AIを普段から使用しているからこそなのか、身近な存在に感じているようです。

ロボットの先生は導入できるか?

現在まさに中学生として学校に通っているSさんは、AIロボットの先生を導入することについては肯定的でした。しかし、このような意見を述べてくれました。

「やんちゃな子どもたちがいるクラスでは、プログラムを組むのが難しくなるから、やらないけれど、もし、そのクラスがいいクラスで、集中しているクラスなら、やってみるのもいいかもしれないですね。」

また、AIによる採点ついては答えが1つしかないものなら導入しても良いと思っている一方で、英語のような筆記試験の場合、単語の違いやマークシートと比較しなければならないので、もう少し複雑になってしまうという意見もありました。

店内の無人化について

Sさんは店員がいないアマゾンのお店がアメリカにあることを知っており、そのことについて、「カメラとセンサーだけ置いてあり、携帯をスキャンして買い物ができるすごく効率的なシステムだと思います。」と述べています。さらにこのシステムについて新たな提案もしてくれています。「たくさんのお客さんが来る中ではカメラやセンサーに負荷がかかりすぎて、どの人がどの商品を取ったかわからなくなってしまうと思います。もっとアップグレードさせて一人の人を一つのカメラが追うようなAIを作るべきだと考えます。」このように、AIによって人が削減できることについては肯定的ですが、まだ今の技術に対して不安もあるようです。

AIと未来予想

Sさんは、2050年代にはAIが社会の非常に大きな部分を占めるようになるのではないかと考えています。そのため、AIリテラシーについては数学・英語などと同じように必修科目として教えるべきだと述べてくれました。また、「誰もがそれについて学び、すべての長所、弱点についても学ぶべき」といった点が導入するにあたって重要であると考えているそうです。

また、AIが発達していけば、人間がやる仕事は少なくなるだろうという予想があるそうです。その中で、スーパーマーケットの店員や教師といった職業は減るけれど、プログラマーやロボットを作るための材料を調達してくれる人が必要になるといった意見も述べてくれました。

あとがき

今回のインタービューの回答者である中学生のSさんは、基本的に多くの分野でAIやロボットの導入に対して肯定的に考えていました。ただその中でも、13歳なのにもかかわらず、導入した場合のリスクを想定して、もっとこうするべきだという提案ができることに驚きました。それはきっと彼にとってコンピューターやAIが普段から身近にあるからこそ考えられたのではないかと思いました。AI社会の未来について考えることは簡単ではありませんが、まずは身近なところや娯楽などの分野からでも、もっと若者がコンピューター・ロボット・AIに触れ、考える機会を設けることがきっかけになるのではないかと感じました。

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