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シリーズ!AI×Z世代 #23

AI時代の未来予想

今回は看護大学1年生のMさんと、教育学部4年生のRくんにインタビューを行いました!それぞれの専門分野である「医療」と「教育」にフォーカスして紹介します。二人とも、2050年のAI社会について、将来自分が働いている姿も思い浮かべながら、お話ししてくれました。2人が思い描くAI社会の未来をのぞいてみましょう!

看護学生が思い描く2050年の医療とは??

AIは「生活をより良くしてくれるお助けアイテム!」

そう答えてくれたのは1人目の回答者である看護学生のMさん。未来の医療とAIの関係性について、看護学生ならではのリアルな視点で語ってくれました。

理想の「未来の病院」の絵

Mさんは「未来の医療現場」をテーマに、人間の看護師とロボットが協力して患者を支える医療現場を、iPadで理想の社会の絵として描いてくれました。2050年はさらに進化したロボット・AIが医療を支え、デジタル化と人間の温かさが共存し、高齢者にも優しい持続的なケアが行われるという理想を描いてくれました。

絵の中にある患者の手首にはウェアラブル端末がつけられており、バイタルを常時モニタリングできるような機械など、より発達した技術の導入を予想していました。そんなMさんに「2050年のAIってどんな存在?」と聞くと、「生活をより良くしてくれるお助けアイテム!」と回答してくれました。人間が主役で、AIはサポート役。AIはあくまで人間を支える存在として未来を描いていました。

介護AI・ロボットはアリ?ナシ?

医療に関連して「介護」についても聞いてみたところ、介護の現場でも、AIやロボットが補助できる部分は多いとMさんは考えていました。特に、移動補助では、「例えば人間に介助してもらうとなると体重がかかったり、介護する側の負担も大きくなってしまうけど、ロボットだったら躊躇わないで使えるかな」と介護の分野におけるAIの導入も肯定的に捉えていました。

一方で、リハビリのように継続が必要で、人の励ましや支えが重要な場面は、人間が中心となるべきだと話してくれました。この考え方からも、MさんはAIを「人間を置き換えるもの」ではなく、「人を支え、ケアの質を高めるパートナー」として捉えていることがわかりました。

2050年はMさんが実際に看護師として働いているというイメージを膨らませて、未来の医療現場について具体的に、リアルに考えてくれました!

教育とテクノロジーが創る未来社会

次に2人目の回答者であるRくんのインタビューを紹介します!教育学部4年生のRくんは、現在ICTに関する卒業論文を執筆中だそうです。教育現場とAIの関わりについて、将来自分が働く姿も思い浮かべながら考えてくれました。

2050年の教育の未来

Rくんにも、2050年の理想の社会の絵を描いてもらいました。Rくんは「教育とテクノロジーが創る未来社会」をテーマに、2050年の理想の教育現場について描いてくれました。ICTがより発達し、生徒は教室にとどまらず、さまざまな場所から授業を受けられるようになり、学習の自由度が高まると考えています。

さらに、AIが教師のサポートをすることで、個別最適化学習が進み、教師の負担も軽減される社会を想像していました。生徒一人ひとりに合った学びが実現することで、より質の高い教育が可能になるとのことです。

AIの影響で変化する教育のスタイル

AIが普及することで、授業の進め方や課題の方法、教育方針にも変化が生じるとRくんは考えていました。例えば、宿題の不正利用を防ぐために授業内で課題を行う機会が増えたり、紙ベースでの提出が増える可能性があるのではと回答してくれました。

一方、AIは学びを支える補助的な存在として、教師と生徒双方の負担軽減や教育の質向上に貢献してくれると考えていました。
Rくんが描く未来の教育現場では、AIが教師や生徒を支えながら学習の質を高め、より柔軟で個別化された学びを実現します。
そしてその中心には常に「人間」が存在し、AIは学びを補助するパートナーとして機能する、そんな未来が想像されています。

おわりに

今回は、看護学生のMさんと教育学部のRくんの2人に、2050年の理想のAI社会についてのお話を聞きました。それぞれの専門分野である「医療」と「教育」にフォーカスしてインタビューを行いましたが、共通していたのは「AIは人間の代わりではなく、人間を支えるパートナー」という考え方でした!
2人のお話からわかったのは、どれだけテクノロジーが進化し便利になっても、社会の中心にいるのはあくまで人間であり、それを理想としていることです。2050年には、技術の発展によって生活がより便利になり、私たち人間の暮らしや学びをサポートする社会が実現しているかもしれません。そのためには、私たち自身がAIについて正しく理解し、適切に使いこなす力を身につけることが大切ですね!

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