研究活動
人を幸せにするAI社会の設計
Human-First Innovation Research
AIとロボットが社会インフラとなる未来において、人間の幸せを中心に据えたAI社会のあり方を探究する国際研究プロジェクト。
Project GenZAIでは、国際比較調査、AIロボットの倫理的・法的・社会的課題(ELSI)に関する研究、公共空間での実証研究、AIリテラシーおよびシティズンシップの実践を通じて、人を幸せにするAI社会の条件を多角的に検討している。
Human-First Innovation | Human-Centered AI | AIと人間のウェルビーイング
AIRECに関する倫理的・法的・社会的課題(ELSI)と社会受容研究
AI駆動型ヒューマノイドロボット AIREC の利用場面(接客・介助等)を対象に、AIロボットの倫理的・法的・社会的課題および社会受容のあり方を検討している。
主な研究内容
- AIロボットの倫理的リスク分析
- AI規制(EU AI Act 等)との整合性
- 人間とロボットの責任主体・意思決定構造の検討
- 社会受容性の国際比較
AIロボットの社会実装に向けた Human-First 原則 の確立を目指している。
8カ国・約10,000人規模の国際比較調査
欧米・アジア8カ国、延べ約10,000人の若者を対象に、AIおよびロボットに対する意識の国際比較調査を実施している。
主な調査テーマ
- AIがもたらすチャンスとリスクの認識
- AIロボットに対する文化的差異
- AI社会に対する価値観
- AI時代における幸福観
Physical AIの社会実装に向けた国際的エビデンスを構築している。
大阪・関西万博における実証研究
2025年大阪・関西万博において、約400名を対象とするヒューマノイドロボットの社会受容に関するフィールド調査を実施した。

- ロボットの家庭利用意向
- ロボット依存への懸念
- 人間関係への影響
- 情緒的温かみや「人間らしさ」の認識
- 身体的距離や接触に対する心理的反応
実環境における心理的リスクと受容要因の分析を通じて、Human-First原則の重要性を検証している。
AIリテラシーとシティズンシップの実践
高校生を対象に、AI時代に求められるAIリテラシーをテーマとしたワークショップを実施している。
AIロボットの設計者だけでなく、利用者側の理解と判断力もAI社会のあり方を左右する重要な要素である。
AIがもたらすチャンスとリスクを理解した上で、
- SNS時代の幸福観の検討
- 「幸せの成分表示」ワーク
- 2050年のAI社会の未来像の可視化
などを通じて、主体的に未来を構想する力を育んでいる。
国際的発信と社会的影響

Invited Keynote: Human-Centred AI-Driven Robots for Care
Project GenZAI代表・高橋利枝は、Human-First Innovationを提唱し、その研究成果を国際的な政策・学術・産業・メディアの舞台で発信している。
哲学、ロボティクス、国連政策枠組み、産業界、国際メディアを横断する場において、AIと人間の幸福の関係を提起してきた。
主な発信先
- 国連開発計画(UNDP)
- 国連女性機関(UN Women)
- 国連児童基金(UNICEF)
- 国連ESCAP
- 国際電気電子学会(IEEE)
- 英国王立工学アカデミー
- ICRA / IROS 等のロボティクス主要国際会議
- GITEX Global
- Google “The Beyond Series”
- The Economist関連フォーラム
代表的な国際招待講演(抜粋)
- XXV World Congress of Philosophy(2024)
- IEEE ICRA 2024(Paolo Dario氏らとの共催ワークショップ招待講演)
- IEEE/RSJ IROS 2024(JSTムーンショット主催ワークショップ招待講演)
- GITEX Global 2024(Main Stage登壇・公式審査員)
- Economist Impact “AI Innovation Asia”
- UNDP Human Development Report Office Seminar
- UN Women Forum on AI and Care Systems
(いずれも招待講演)

Human-First AI Innovation for Social Good